2014年04月12日

母の着物は小さくて

なにこれ~って言われそうな、綺麗でもない着物。


母と私は身長差が15cmほどあったから、着丈も裄も私には短かすぎる。
この紬は母のタンスの奥から出てきて、素朴すぎてさほど好きでもないのに
何故か早々に手を加えて貰った。
ハギレが残っていなかったから、適当にあてがってくれた。
下前でおはしょりに入ってしまうから大丈夫って。



後ろはこんな感じ。

当時90歳近いおばあさんがコツコツとこういう地味な仕事をやってくれた。3000円でface08
聞けば母と面識があったらしく、着物の成すご縁。

裄は縫い代がたっぷりあったから、そのまま出してもらった。
今こんな面倒で確かな手仕事をしてくれる人を探すのは大変でしょうね。
これにまたザックリの織りの帯をしたら・・・あんまり綺麗じゃあないな。
半幅でもいいからちょっとキレイにまとめて、そのうち生かしてやりたい。